協力する腕相撲

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協力する腕相撲

勉強って何?(保護者様向け)

2017/01/01 協力する腕相撲

以下の内容は主に保護者と教師の関係とお考えください。お子さまの場合、年齢によっては理解できる場合もあると思いますが、難しいことが多いと思います。もちろん お子さまと保護者・教師がこのことを理解できれば一番良いのですけどね。
 
タイトルを見て???と思った方も多いのではないでしょうか。
 
実は認知行動療法という不安障害の治療やストレスを軽減する方法の一つが「協力する腕相撲」です。これは、対立しやすい二者を想定した腕相撲の役割演技を通して、建設的なコミュニケーションが、「勝負」ではなく「協力」にあることを体験的に学ぶものです。一般的な腕相撲のように、勝った者に得点が加算されるのではなく、両者が交互に勝つと得点が上がるルールだ、というところがミソです。
 
いくら始めにルールを説明していても、腕相撲と聞くとどうしても力で相手を負かそうとします。例えば10分で10回相手の手の甲を机に付ければ勝ちだとしましょう。自分がプロレスラー並みの腕力があれば軽々勝てるかもしれません。しかし力が拮抗している場合はいくら相手をねじ伏せようとしても10分間で10回相手の甲を机に付けることは簡単ではありません。
 
5分経ったところで再度ルールの説明をして、自分の甲が机に付いても負けにはならないことを確認すると、交互に手の甲を机に付けることで容易に10回が達成できることに気付きます。つまり相手をねじ伏せようとするのではなく、お互いが協力関係になれば問題は容易に解決できるということです。
 
これは親と教師でも同じことが言えます。親は我が子のためと思い自分の主張を通そうとします。一方教師は自分の方針や他の生徒のことも考えて対応します。お互いが譲らないというガチンコの腕相撲になりがちです。そうなってしまうと互いに納得できない状態で終わってしまうことも多いです。
 
そこで「協力する腕相撲」です。親と教師が協力して対処することが お子さまの問題を解決するのに一番必要なことだと理解することが大切なんです。いわゆるモンスターペアレントは問題外としても、学校や塾に丸投げというのも問題解決にはなりません。保護者と教師が互いに連携を取ることによって始めて最大の効果が期待できるのです。
 
学校での懇談や お子さまの相談ごとなどでフラストレーションを感じる保護者の方は自分の思いを伝えようとするだけではなく、どうすればお子様にとって一番良いのかということを一緒に考えるという姿勢で臨まれるのがよいのではないかと思います。
 
かなえ塾は常に保護者との連絡を密にとり、生徒ののぞみをかなえられるように指導しています。

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