反抗期と中２病

反抗期については特に説明の必要はありませんよね。
 
中２病はご存じないご父兄の方も多いかもしれませんので説明しておきます。必要のない方は飛ばしてください。「中２病」とは、思春期に見られる背伸びしがちな言動を揶揄したネットスラングです。実際に治療が必要な病気ではありません。また中学２年生前後から多くなるというだけで必ずしも中学２年生から始まるというわけではありません。
 
私は反抗期も中２病も根は同じものだと考えています。中学生から高校生にかけて自我が確立されていきます。それまでは親がいうことが全てでしたが、徐々に自分の考え方が固まってきます。そんな中で、あれ？これまで素直に従ってきたけど、それって違うんじゃない？という思いが生まれます。それが反抗期です。だから反発したり、従わなかったりするわけです。
 
中２病の場合は、不満に対してではなく自分の好みに対して深く掘り下げる方向に向かうのだと思います。メディアなどではゲームやアニメに対して没頭するような取り上げ方が多いのですが、勉強に対するスタイルなどにも言えるのではないかと私は思います。
 
それは、ある生徒が定期テスト前に自習をしていた時に　私が　ああ、そんな仕方してたらダメだよ。こうした方が能率がいいでしょ、って言った時から　その生徒の態度が変わりました。その後は塾でテスト勉強しなくなりました。
 
自分はこうやって勉強するんだ！というスタイルを通したかったんだと思います。もちろんそれでちゃんと点を取れるなら良いのですが、まぁそんなわけはありません。