辞書の話 その1

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辞書の話 その1

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2019/07/27 辞書の話 その1

書いていると長くなってしまったので2回に分けることにしました。今日はその1回目です。

 

今は辞書を引いて調べるということが少なくなりましたね。何かあったらPCやスマホで検索すればすぐに出てきます。それに中学校の英語の教科書は出てくる単語の意味が全部書いてありますから、辞書を持っていない生徒が普通にいます。辞書の使い方が教科書に載ってたりしますが、授業では飛ばしてしまうか、軽く流してしまうことも多いみたいです。

 

私は現在それぞれの生徒の家で教えるようになったのでよくわかるのですが、小中学生の多くは国語辞典は持っています。でも中学生で英和辞典を持っている生徒は半々くらいですかね。私が古い世代だからというのも否定はしませんが、国語でも英語でも辞書は持っていてほしいと思います。特に英語は例文の多い辞書は必ず役に立ちます。

辞書を使ったことのない生徒は見るとすぐにわかります。1ページずつめくって探すのは間違いなく使ったことのない生徒です。高校生以上の使う辞書は別ですが、小中学生向きの辞書は国語辞典なら、あかさたな順、英和辞典ならABC順に目印が横についています。まずはそれを目安にページを開きますよね。例えば国語辞典で「しぜん」を調べるとしましょう。1文字目の「し」はさ行ですから、ページ横の「さ」のところを開きますが、「し」は「さ」の次で、後に「す」「せ」「そ」が続きますから、まぁ「さ」の目印の4分の1程度のところをエイヤっと開きます。どの言葉も同じ数だけあるわけではありませんから、ここは適当です。でも最初の方だと「さ」で始まる言葉だろうし、後ろの方だと「せ」とか「そ」の言葉でしょうからね。

 

たまたま開いたページの最初の言葉が「さん・・・」だったとしましょう。「し」の始まりは近いですね。でも「しぜん」の2文字目は「ぜ」です。ですからまだ1ページずつめくると何ページもめくらないといけない可能性が高いですよね。ここは一気に数ページめくるんです。このあたりのめくり方は使えば使うほどうまくなっていくものです。また、たまたま開いたページが「しそ・・・」から始まっていたとします。そうすれば少し前に「しせ・・・」があると考えられますから、1ページずつ前にめくっていけば、すぐに「しぜん」を見つけることができるでしょう。かなり近くまできたなぁ!と思ったら開いたページの一番最初の言葉と最後の言葉を確認しましょう。開いたページの中に目的のことばや単語があるのかどうかがわかります。

 

一度にバサバサっとめくるのか、数ページずつめくるのかは探す言葉と開いたページにある言葉が近いか遠いかで判断できるわけです。だから慣れてくればくるほどどんどん早く見つけられるようになります。これは英和辞典でも同じことです。自分がふだん使っている辞書でなくても考え方は同じですから、使ったことのない辞書でも早く調べられるようになりますよ。

 

それともうひとつ! せっかく調べたら、その言葉なり単語の項目を一通り読みましょう。一番最初に書いてあることが必ずしも調べたい意味かどうかわかりません。特に英語の場合は外国語ですので日本語とは生まれも育ちも違うものですから、ひとつの意味を見ただけでその単語のすべてが表されていないことが多いです。例文も含めてよく見ることが大切ですよ。

 

 

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