子どもの「知ってる」

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塾長ブログ

2018/05/21 子どもの「知ってる」

小さな子どもは何でも「知ってる知ってる!」って言いますよね。それで、どんなの?とか どうだった?と聞くと、・・・と黙ってしまったり、わからないと言ったりします。でも必ずしもウソをついているとか、知ったかぶりをしているというわけではありません。

 

子どもたちは自分の好きなことに関してはびっくりするくらい詳しいですよね。保護者の皆さんは必ず感じたことがあるでしょう。実は私は幼稚園の頃に正しいことを言っているのに先生から否定された苦い経験があります。半世紀以上前の、それも幼稚園でのことを今でも覚えているんですから、よっぽど悔しかったんですね。これは語彙が少ないのでうまく説明できなかったからです。説明するってけっこう難しいですからね。

 

もうひとつ、大人なら耳に、あるいは目ににしたことがある程度のことも小さな子は「知ってる」になってしまいます。これも語彙が増えて、聞いたこと、あるいは見たことがあるという表現を使えるようになれば徐々に変わっていくものです。ただ、「知ってる」と「聞いた(見た)ことがある」の境ははっきりしません。大人でも何でも知ってるという人もいますからね。まぁそういう人は あの人は口ばっかりだ、なんて陰口をきかれたりしますけど。

 

「知ってる」には自慢したい、負けたくない、認められたいなどという面もあるのかもしれませんが、発達過程ではある程度しかたのないことなのではないでしょうか。なぜなぜ攻撃もやっかいですが、たくさんの知識を一気に吸収して、それを使いこなしていくプロセスだと思って無視しないで気長に付き合っていく必要があると思っています。

 

むしろ小学校高学年や中学生の方が困ることがあります。一人前の口をきくので、大人に話すようにしゃべっていると何だか話がかみ合わなくなってきます。自分のわからない言葉をすっ飛ばして、わかる部分だけをつなげていくので別の話になってしまってるんですよね。問題はそれが表面化しないうちに話が終わると内容を修正できず、違ったまんまで伝わる時です。常に相手は子どもなんだと思っていないといけませんね。

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教室の前に置いてある不思議なドラゴンもきっとそう思っていることでしょう。え?なんでドラゴンが出てくるのかって? それはまた機会があればお話ししましょう。

 

 

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