センダンとヤマボウシ

通勤で通る道のそばにセンダンが咲いています。私の好きな花のひとつです。

小さな花がいっぱい咲いて、木全体が白っぽく見えます。ひとつひとつの花は直径２センチくらいなんですが、いっせいに咲くので全体が白っぽく見えるんです。でも真っ白ではなく、少し紫がかっているので遠くからでも他の木と区別できます。どうして少し紫がかっているのかはそばに寄ってよ～～～く見ればわかります。

花を拡大するとこんなんです。まわりの花びらは白いのですが、花の真ん中から紫色の棒がにょっきりと突き出ているんです。実はこれはおしべがくっついて筒状になったものです。おもしろい形でしょ。ぜひとも実物を見てください。西田公園にもあるのですが、数年前に比べると元気がなくなってました。葉っぱも花も少ないので、あれ？このへんにあったはずなんだけどなぁ・・・と、しばらく探さなくてはわかりませんでした。

西田公園にあった花でもうひとつ見てほしいものがありました。ヤマボウシです。

こんな花です。あれ？ハナミズキじゃない？って思った人！スルドイです。ハナミズキは別名アメリカヤマボウシといいます。ハナミズキはアメリカ原産の樹木で大正時代に日本にやってきました。ですからヤマボウシの方が本家？なんです。でも実は本当に見てもらいたいのは実なんです。９月か１０月頃には見られます。まるでサッカーボールみたいですよ。これはハナミズキには見られない特徴です。実物を見てもらいたいので写真は載せないことにします。秋に忘れずに見てくださいね。

本当はもっともっと西田公園の花を紹介したいのですが、なかなか余裕がありません。珍しい植物もありますし、雑草も含めてきれいな花もいろいろあります。手軽に訪れることのできる公園としては植物の種類が多い方です。近所の方は花にも目を向けてくださいね。

追記）後で知ったというか、教えてくれた人がいたのですが、センダンは大社小学校の校歌に出てくるんですね。校庭にあるんでしょうか？