全円分度器

かなえ塾に入塾すると無料で使える教材のひとつに「ズルパ」があります。パズル道場のWebトレーニングプログラムです。これはパズル道場をやらない生徒でも無料で使うことができます。様々なパズルが用意されており、脳のいろいろな働きを鍛えることができます。

今日もズルパに挑戦している生徒がいました。「回転」というパズルで、示された図形を指定された角度だけ回転させるとどうなるかを答えるパズルです。空間把握能力を鍛えるによいですね。ただ角度を習っていない生徒は90度とか180度というのがわからないんです。今日の生徒も小３で、もうすぐ小４になる生徒でした。180度は知っていましたが、90度がわかりません。

そこで簡単に角度の説明をしたんですが、その時に使ったのがこれです。

確かにあまり皆さん見たことがないかもしれません。全円分度器といいます。皆さんが見慣れている分度器は半円分度器といいます。180度までしかありませんよね。でもこの全円分度器は360度までありますから、説明するには都合がいいんですよ。先の生徒も半分のは見たことあるけど、こんなのは初めて見た！と言ってました。

もっともこれは説明のために買ってきたわけではなくって、まだ私が大学生だった頃に買ったものです。今のようにパソコンを使って図を描くことはできませんでしたから、いろいろな製図用の器具を使ってレポートやスライドに使うための図を描いていたものです。この全円分度器は今でもちょっと探せばお店で見つけることができると思いますし、ネットで検索すればいくらでも見つかります。製図用具の中には知らない人が見たら何に使うのかわからないものがいくつもありました。今でも売ってるのかなぁ？　久しぶりに大きな文具店に行ってみたくなりました。