きちんと読めない生徒

昨日『読書感想文 親のサポート「3大間違い」』という記事を紹介しました。その中に

（本を）「しっかり」読むことが難しい子は、文章の内容がちっとも頭の中に残らない。中学受験の国語の問題を苦手とする子にも、同じ傾向がある。

という一文がありました。

実は先日ベネッセの教育サイトを見ていた時にも

国立情報学研究所の調査でも、中高生がテスト問題の意味がわからないか、きちんと読もうともしないため、キーワードだけで解こうとすることが少なくないことがわかっています。

という一文があったのです。

どちらも言いたいことは同じなんですよね。そして、これは私も何となく感じていたことです。特にケアレスミスをくり返す生徒によく見られることです。これは性格に原因があるのかと思っていましたが、そうでもないようです。ひょっとするとテレビやネットなど日常的に過剰な情報のたれ流しにさらされて育ってきたことに原因があるのかもしれません。すべての情報を処理しきれないので、知らず知らずのうちにキーワードを部分的にピックアップするようになってしまったのではないでしょうか？　自分にとって本当に必要な情報を取捨選択できるようになる前にそういう対処法が体に染みついてしまうのかもしれません。かなえ塾では１問ずつ大事なことを確認しながら解答する習慣をつけさせるようにしています。