AIAIって言うけども・・・

今　台風が接近中です。早い時間の生徒は雨も降っておらず、特に問題はありませんでしたが、遅い時間の生徒は別の日に振替ということで授業がなくなりました。

そんなこんなでニュースをチェックしているとこんなニュースが目に留まりました。

〝ＡＩ研究者「仕事を奪われないよう 教科書は読めるように」”NHKのニュースサイトです。

AIがどうのこうのはともかく

これを裏付けるように出席した都立高校の教員も、テストの問題文を理解できず、数学の問題に正解できないケースや、知っている単語の数が不足しているため、問題文の一部を読み飛ばすなどして解答してしまうケースなど、読解力に課題にある子どもが相次いでいることを報告していました。

というのは私もこのブログに書いたことがありますし、頭を痛めている問題です。

実はこのニュースを見る前にある人と話していたのですが、このところAIという言葉が盛んに使われるようになりました。AIに仕事が奪われるというニュースもよく目にします。１０年後に無くなる職業とかね。確かにそうかもしれません。でも、研究者ってあくまで研究者なんですよね。単純化しないと計算ができないので全てのパラメータ（変数）を盛り込むこともできないし、研究者が思いもよらないパラメータがあったりするんです。

昔から学者・研究者が将来こうなるだろうという予測をしています。もちろん現実になったこともありますし、そうならなかったこともたくさんあります。統計を見たことがありませんので、どちらが多いのか私にはわかりません。AIにも問題点がありますので、なんでもかんでもAIに取って代わられることはないと私は思っています。

ただひとつ言えることは

人は意味を理解するというＡＩにない能力がある。しかし、読解力が低くて教科書を読めない子どもは、学習の方法もわからず、結果として、ＡＩに仕事を奪われかねない

という東京大学への合格を目指す人工知能の開発に携わった研究者のこの意見は間違いなく正しいということです。念のために書いておきますが、教科書が読めないって、字が読めないんじゃなくて書いてある意味がわからないってことですよ！