10歳の壁

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10歳の壁

2018/02/23 10歳の壁

いつからだか私にはよくわかりませんが、子どもたちの学びに差しさわりのある様々な言葉がネットで流れています。「小1プロブレム」「中1ギャップ」「高1クライシス」などです。誰が考えたんでしょうね。きっとあの会社だろうなぁ・・・なんて思いますが、私にはわかりません。

 

先の3つの問題は新しい環境にうまく適応できないからだと納得できる保護者の方も多いと思います。できればない方がいいけど、多かれ少なかれ仕方のないことだと思えることと思います。

 

私の知る限りではもう一つあります。でも私はこれが一番重要だと思っています。ご存知でしょうか?「小4ビハインド」です。実はこれは昔から児童心理学や教育心理学では「10歳の壁」と言われていました。多少ニュアンスの違いはありますけどね。この言葉が特に注目され始めたのは いわゆる「ゆとり教育」の頃からです。

 

「小4ビハインド」は小4で算数が急に難しくなるので、そこでつまずくと中学・高校でもそれを引きずってしまうという感じで言われることが多いですが、「10歳の壁」と言われるのはもっと広い感じです。まぁきっちり小4とか10歳というわけではなく、お子さんによって多少の早い遅いはあります。学力だけではなく性格なども大きく影響します。特に3月生まれのお子さんをお持ちのお母さんは子どもの成長のはやさを身に染みて感じておられることと思います。4月と生まれと3月生まれでは体格から何から全然違いますもんね。

 

ちょっと誤解を招く言い方かもしれませんが、小さな子どもはまだ本能に従って生きている いわば動物のようなものです。それが9歳・10歳あたりから理性が芽生え始めます。自分と他者とを区別できるようになります。それまでは自分のこと以外を考えることはできなかったのですが、他人の目を気にするようになります。そういう理性が育っていく年頃ですので、学習内容もそれまでとは違ってグッと難しくなるんです。脳の成長に合わせてカリキュラムが組まれているんです。感覚的なことから抽象的・論理的な内容に移行していきます。

 

そこでいろいろとややこしいことになるわけです。ある子は難しいことをちゃんとわかっている。でも私はちっともわからない・・・ その間の様々な段階がいろいろと子どもたちの中で暴れるわけです。中途半端にわかっていたりとかですね。つまり学習内容だけではなく、他者との比較も同時にあるわけです。ですからここにひっかるとややこしいことになってしまうわけです。

 

じゃあどうすればいいの?って話ですが、お子さんを信じて ひたすら待つ!もあるでしょうし、塾に任せてみようというのもありです。それぞれのお子さんはそれぞれに個性があり、さらには家庭環境も違いますから、これ!という絶対的な答えはありません。答えを求めていた方には申し訳ありませんm(__)m ただ一つ申し上げられるのは、もしも困ったら相談することが解決の糸口になるかもしれないということです。それは学校の先生かもしれませんし、先輩ママ友かもしれません。かなえ塾では無料の学習相談も承っています。決して無理な勧誘はいたしませんので お気軽にご相談lください。

 

なお、ここに書いたことは私の経験から感じたことです。専門家からすると間違ったことがあるかもしれません。

 

 

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