偏差値ってよく聞くんだけど

いまや偏差値という言葉を知らない人はいないのではないでしょうか？　でも偏差値ってどういうものかを知っている人は少ないようです。ほとんどの人は学校を選ぶときの目安のようにしか理解していないようです。まぁそれはそれで間違いではありませんけどね。
 
偏差値とは統計学の言葉で平均からどれだけ離れているかを表す数字です。テストだけでなく、平均を出すとそれに応じて偏差値が出てきます。例えばクラスの平均体重を求めた場合なら　あなたのクラスでの体重の偏差値が出てくるわけです。
 
例をテストに絞りますが、中間テストで英語の平均点は４０点だったとか、国語は５０点だったとかってありますよね。テストによって平均点は変わります。ですから仮に自分の点数が９０点だった。うれしい！と思っても平均点が９５点だったとしたら平均点より下なわけですからよかったわけではありません。逆に自分は４０点しか取れなかった。くやしい！と思っても平均点が３０点だったら平均点よりも上ですから頑張ったわけです。
 
偏差値というのは平均点を５０として　自分の点数がそれよりもよければ偏差値が上がり、悪ければ偏差値が下がります。平均点よりどれくらいよかったのか、悪かったのかを示す値なんです。ですからテストの平均点が変わってもその平均点よりもどれくらいよかったのか悪かったのかの目安になるということです。ですから受験生なら　できるだけ受験する人数の多い模擬試験を受験して自分の偏差値を知ることが必要になります。
 
また、よく目にする学校の偏差値ランキングなんてのがあります。よく見てみると会社やサイトが変わると数字も違うし順位も違います。あれはどのテストの偏差値を使っているかということもありますし、合格者の偏差値なのか、志望者の偏差値なのかによっても変わってきます。その基準が書いてあるサイトもあれば書いていないサイトもあります。
 
自分で調べるなら　いくつものランキングを調べる方が間違いがないでしょう。しかし、そこはやはり学校や塾の先生に相談するのが安全だと言えます。