作文下手な日本人

面白い記事を目にしました。

｢作文下手な日本人｣が生まれる歴史的な必然

なぜ､日本人は論理的な文章を書けないのか

という記事です。

タイトルにあるように歴史的にこういう教育がされてきたから作文がうまく書けないのだ、という内容です。

子どもが「ただ見たまま、聞いたまま、考えたまま」を、型にとらわれず自由にのびのびと書く「子どもらしい」「ありのままの真実を綴る」作品を推奨した。

というところがなるほどなぁと思った理由なのですが、何でもいいから思ったように作文を書きなさいっていうのがクセモノですよね。何でもいいっていうのが実は一番難しいのは誰でも経験があるところです。だから子どもたちは作文を書くのを嫌がるんでしょう。400字詰め原稿用紙の左端が限りなく遠く思えるのだと思います。書きはじめればすぐなんですけど、何を書いていいのかがわからない・・・

私はいつも材料集めから始めてもらいます。ちょっと感じたことをメモしていくだけなので、こまめにメモしていけば材料はどんどんたまっていきます。そしてそれをどういう順番で並べるかをいっしょに考えます。ここで大事なのは論理的な考え方なんです。私が論理エンジンキッズを導入したのはそういうことからです。2020年の学習指導要領の改訂で高校に「論理国語」が新設されます。やっと論理という言葉が出てきたっていう感じですね。どうせなら必修にしてもいいんじゃないかって思います。