算数の文章題

以前、詩の読解について書いた時にイメージしながら読んでいくということを書きました。算数の文章題でも同じことが言えますね。計算問題はできるけど、文章題が苦手な児童・生徒が多いのも間違いのないところです。

そういう子はまず間違いなく文字を追っているだけでイメージしながら問題を詠めていません。図や絵にしてごらん、と言ってもできません。イメージしていないからです。ですから私は実際に計算に取り掛かる前に「作戦は？」と生徒に聞きます。まぁ私は作戦という言葉を使いますが、方針でもなんでも構いません。とにかく問題に出ている数字を＋－×÷のどれを使うのかってことを先に言ってもらいます。合っていようといまいと　それはどういう意味があるのかも言ってもらいます。はじめのうちはなかなかできないのですが、だんだんと言えるようになってきます。

今はマンガやアニメは読むけど本は読まない子が増えています。マンガやアニメは自分でイメージする必要がないのでイメージ化能力が育たないんでしょうね。親子の会話の中でも想像力を育てることはできますので、いろいろと工夫してみるといいんじゃないでしょうか。