あたりまえ

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あたりまえ

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2018/09/06 あたりまえ

ものすごい台風が過ぎ去ったと思ったら大きな地震です。北海道の人たちはさぞかし大変だと思います。

 

井村和清さんの「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」という本があります。ガンのために若くして亡くなったお医者さんの手記です。”飛鳥”というのは娘さん、”まだ見ぬ子”というのは奥さんのお腹の中にいる、まだ生まれていない子のことです。その本の中にこんな詩があります。

あたりまえ
こんなすばらしいことを、みんなはなぜよろこばないのでしょう
あたりまえであることを
お父さんがいる
お母さんがいる
手が二本あって、足が二本ある
行きたいところへ自分で歩いてゆける
手をのばせばなんでもとれる
音がきこえて声がでる
こんなしあわせはあるでしょうか
しかし、だれもそれをよろこばない
あたりまえだ、と笑ってすます
食事がたべられる
夜になるとちゃんと眠れ、 そして又朝が来る
空気をむねいっぱいにすえる
笑える、泣ける、叫ぶこともできる
走りまわれる
みんなあたりまえのこと
こんなすばらしいことを、みんなは決してよろこばない
そのありがたさを知っているのは それを失くした人たちだけ
なぜでしょう
あたりまえ

あたりまえの日常生活がおくれなくなって初めて「あたりまえ」がどんなにすばらしいものであるかを思い知らされます。そしてそれを支えてくれている多くの人たちに感謝をしなくちゃいけないなぁと考えさせられます。自分もたいへんなのに修理をしたり、お店を開けたり、困った人たちの面倒を見たり・・・自分のことだけ考えていたらできないことだし、そんな人がいなくなってしまったら日常生活はいつまでたっても戻ってきません。こういう機会にそういう人たちのことを考えてほしいと思います。

 

 

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