三寒四温

ちょっと長くなってしまったんですが、最後まで読んでほしいなぁと思います。特に受験生には必読の内容です。

「三寒四温」という言葉を聞いたことのある人は多いですよね。文字通り３日ほど寒い日が続くと４日ほどあたたかくなるという意味です。もちろん必ず３日と４日というわけではありません。でもだいたい１週間くらいの周期で気温の変化があります。週間天気予報をよく見ているとわかりやすいですよ。

今週の西宮の天気をウェザーニューズからお借りしてきました。

明日の月曜が１０℃あればまぁまぁよい例になったんですが、残念ながら寒いですね。雪マークまでついてます(;_;)

「三寒四温」という言葉は中国や朝鮮半島ではかなりあてはまるようですが、日本では先ほどの週間天気のようにあてはまらないことも多いんです。それは太平洋高気圧のためです。大陸ではシベリア高気圧というシベリア地帯にできる高気圧の影響が強いのですが、日本はシベリア高気圧と太平洋高気圧の両方の影響を受けるんです。太平洋と接してるんだから当然ですよね。ちょっとむずかしい話になりますが、高気圧と高気圧の間には低気圧ができます。地形で考えてみてください。山が２つあったら、その間に低い場所（谷ですね）が必ずあります。高気圧を山とすると、２つの高気圧の間には必ず谷である低気圧ができることになります。天気予報で気圧の谷って聞いたことがあるでしょ。それが強くなると影響も大きくなるわけですね。今回の低気圧では全国で大雪が警戒されているのはみなさんもニュースで見ていることと思います。

実は「三寒四温」という言葉はもともと真冬に使われる言葉なんです。先ほど書いたように日本ではあてはまらなことも多いからだと思うのですが、最近は春先に聞くことが多いように思います。きっと真冬だと「寒」と「温」の差があまり大きくないので、あたたかいというよりも今日はちょっとマシだなぁくらいにしか思わないのでしょうね。２月の終わりから３月になると「寒」と「温」の差がぐっと大きく１０℃以上になることも少なからずありますし、花のつぼみがふくらんだりして目に見える変化が多くなるので実感しやすいからかもしれません。

いずれにしても気温の変化が大きいので風邪をひかないように気をつけなくちゃいけないのはわかりますね。私立高校の入試が目前ですし、その後公立高校の入試があります。もちろん受験生に限らず天気予報を見て、服装でうまく調節してください。５℃違えば服１枚分変わります。だから先ほどの週間天気からすると今日の服装よりも明日は１枚多く着た方がいいということです。上半身は下着、シャツ、セーター、上着、コートって感じで増やしやすいんですが、下半身は変わらないっていう人が多いんじゃないかな？　今時のファッションを知らないので うまく言えないのですが、厚手のタイツをはくとか、オーバーパンツをはくなど工夫してください。くつ下を２枚はくだけでも違いますよ。それと室内は暖房で温かいですから、コートのような着脱ぎしやすく温度調節しやすいものは絶対に必要です。あと帽子やマスクもいいですね。カッコつけるだけでなく、うまく温度調節する、それが本当のオシャレじゃないかな？