インプットとアウトプット

みなさんはインプットとアウトプットという言葉を聞いたことがありますか？　電気や機械が好きな人なら入力と出力といった方がわかりやすいかもしれません。何かに入れたり出したりすることです。勉強におけるインプットは脳に入れること、つまり新しい知識を覚えることです。そしてアウトプットは脳から出すこと、つまり問題を解いて答えを出すことです。

インプットばかりでは勉強はできるようになりません。きちんとアウトプットできなければ点数は取れないからです。例えば１００インプットしたとしても、１しかアウトプットできなければ、１をインプットしたのと変わらないということです。「ああ、あれね。聞いたことある」ってだけです。これでは時間をかけて新しいことを覚えても時間のムダだということになってしまいます。どれだけアウトプットできるかが大切なんです。ここまではどこかで見たり聞いたりした人もいるんじゃないかな？

実はここからが本当は重要なんですが、私はほとんど書いてあるものを見たり、人から聞いた覚えがありません。同じような問題をただ単に答えるだけだと本当の意味でのアウトプットにはなりません。インプットの延長でしかないんです。ちゃんと問題を解いているのに成績が上がらない・・・という人はここを間違えています。特に最近はやりのスモールステップの落とし穴がここにあります。何度か書いたことがありますが、入試では過去に出題された問題は出ません。まぁ基本的な問題なら数字が違うだけということもありますけが、それは他の人もできて当然の問題です。そこで差はつきません。見たことのない問題を自力で解ける力こそが必要なんです。それこそが本当のアウトプットなんです。これからの入試にはますますそれが重要視されます。じゃどうすればいいの？　まずは自分で考えましょう。どうしてもわからなければ聞きにきてください。実は答えは書いてありますよ。

最後に念のために書いておきますが、難しい問題とにらめっこしてウ～～～～～ムとうなっている時間は悩んでいるだけです。全く無意味とは言いませんが、少なくとも10分以上考えてもわからなければ何か他の方法を考えた方がいいでしょうね。