誰かを指差すと・・・

いくつになっても新しい言葉に出会うものですね。今日、あるアメリカ人のブログを読んでいたところ「誰かを指差すと、1 本の指がその人に向けられる。しかし 3 本の指は自分に向けられている」ということわざが書いてありました。調べてみると日本のことわざのように決まった言い方はないみたいで、使う人がそれぞれ同じ意味で言ってるような感じでした。

ちょっと意味がわかりにくい言葉かもしれません。誰かを指さす形を作ってみてください。人差し指は相手の方を向いていますが、中指・薬指・小指の３本は自分の方を向いていますね。親指はいろいろで曲げる人もいるし、曲げない人もいますから親指は入れなかったのでしょう。言葉自体は手の形のことしか言っていないんです。だからいろいろな解釈ができるのですが、私は指を悪口に置き換えてみてはどうかと思います。誰か一人の悪口を言ったら、自分に対して３人から悪口を言われてる、ということになります。こう考えると奥深いでしょ？

何でもかんでも人のせいにする人がいます。他の人が悪いのであって自分は悪くないというわけです。確かにこう考えると気が楽です。でも実際はどうなのでしょうか？　こういう考え方をする人は心が成長しないし、何の得もしません。ひょっとすると損してるかもしれません。もちろん明らかに相手が悪い場合もあると思いますが、その時自分はどうだったんだろう？って考えることが大事なのだと思います。相手に責任を押し付けて自分は逃げるのではなく、自分に何か悪いところはなかったんだろうか？　自分が何かやらかしたか、言ったことで相手を悪い気分にさせてしまったからこういうことになったんじゃないだろうか？って考えてみてください。

昨日の話と同じようなことになりますが、人は誰でも失敗し ます。つまずくこともあります。そこでそれを人のせいにするのではなく、「自分の悪い面や、過去の失敗にばかり目を向けないようにします」とか「自分が役に立っていること、上手にできていることを見つけるようにします」と考えることで前向きになって成長していけるのだと思います。

これだから何歳になっても勉強はやめられません。みなさんも勉強を楽しめるようになってくださいね。