今日も数のおはなし

かなえ塾

070-4390-2732

〒662-0881 兵庫県西宮市上ヶ原七番町1

営業時間 可能な限り対応!

ブログ

今日も数のおはなし

塾長ブログ

2017/11/30 今日も数のおはなし

シャッターを開けたりと教室を開ける準備をしている時のことです。たぶん幼稚園児だと思いますが、お母さんと話をしながら歩いていました。お母さんが帰ったらアイスクリームを食べようね、と言うと子どもさんが「百個!」と言いました。そんなに食べたらお腹壊すよ、とお母さん。すると別の子が「マンコ!」といきなり叫びました。1万個のことですよね。大きな数に慣れていませんから仕方のないことです。小学生くらいになると大人の困った顔を見たいがために意味もわからずにいう悪ガキもいますけどね(^^ゞ でも素直に言ったかどうかは聞いていてわかるものです。その時ふと思いました。

 

10個は漢字で書くと十個、100個は百個、1000個は千個です。ところが10000個は万個とは書かずに普通は一万個と書きますよね。数字を正確に表す必要があるときには「一千」ということもありますが、日常生活では普通はつけませんよね。十、百、千の場合は前に「1」をつけませんが、万の場合には「1」をつけて「一万」と書きます。先ほどの子どもさんは十、百、千の流れで1万にも1をつけなかったのかもしれません。

 

調べてみるといくつかの説がありました。私が一番納得した説を書いておきます。

普通使われる数字は十進法といいます。10倍ごとに桁が増えていきます。1×10=10、10×10=100、100×10=1000、1000×10=10000という具合に0がひとつずつ増えていきます。

では10000×10はというと100000ですが、読み方は十万です。さらに100000×10=1000000、読み方は百万です。十、百、千までは1桁ごとに呼び方が変わるのですが、万よりも大きな数は1万ごとに呼び方が変わるようになるんです。これは万進法といいます。ちなみに万の続きは億、兆、京、垓…です。「万」より大きな数からは新しく「一、十、百、千」が始まり,「一万、十万、百万、千万」と進みます。そして次は「万万」ではなく「1億」になり、十億、百億・千億と続きます。そして次が1兆になるわけです。つまり「万」だけだと十万の万なのか百万の万なのかわかりにくいということです。というわけで1万の「1」は省略しない方がわかりやすいということなんですね。

 

ここからは私の勝手な想像ですが、大昔は指を折って数えられる10で事足りたのですが、やがて百が必要になり、さらには千や万が必要になりました。しかし人間の知識や知恵が進むにつれて それじゃ足りないから これからは万単位で増やすことにしよう!って考えたんではないでしょうか?

 

ちょっとしたことでも今ではネットで簡単に調べられます。そうしたことを調べることって面白いし、頭もよくなります。保護者の方もお子さんの疑問をいっしょに調べることをお勧めします。

 

 

かなえ塾
住所:兵庫県西宮市西田町5-8
電話番号:0798-36-0733

TOP