勉強は泥臭いもの

多くの生徒が勘違いしているのですが、勉強は泥臭いものです。スポーツや楽器の練習と同じで何度も何度も同じことを繰り返して、やっとできるようになります。見事なシュートを試合で決めたり、人前で素晴らしい演奏を披露している姿だけを見るととてもかっこいいですよね。でも最初からできる人なんていません。みんなそれまでに血のにじむような努力をしています。

勉強も同じです。優等生ほど勉強していないように見えるかもしれませんが、実はたいへんな努力をしています。そして様々な工夫をしています。多くの人はそれに気が付いていないだけです。例えば数学の方程式の文章題もいきなり方程式が頭の中にパっと浮かんでくるのではありません。長年生徒を教えている私でも問題を見るとまず何がわかっていて何がわかっていないのかを整理します。そしてそれぞれがどういう関係なのかを確認して、その後作業（数学の場合は計算）に入ります。いきなり計算をする人がいますが、書いてある数字をてきとうに足したり割ったりしているだけですので正解が出てくるわけがありません。まずは整理を確実にできるようになりましょう。