お！考えたね

パズル道場に挑戦している年長さんですが、なかなかきれいな線が描けません。ところが今日は思いつきました。同じ線ばかりを描く！　確かに合理的です。こういう発想はなかなか出てくるものではありません。こういう発想を大事に伸ばしてやりたいなぁ・・・と思います。将来すばらしいことを思いつくようになるのではないかと楽しみになります。

洋の東西を問わず、数の概念を学んでいくと順番通りに進めていくという習慣が自然と身についてしまいます。数は量、順序、記号など様々な意味を持っていますが、まず教えられるのは１、２、３・・・という順番です。まぁこれは仕方がないのですけどね。でも、そのために１番から順番にやっていくという習慣がついてしまうんですよね。学校のテストでも１問目から順番にやっていって時間が足りなくなってしまった・・・なんていう経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。順番を無視して、わかる問題からやりなさいと何度言われても身についた習慣はそうそう変えられるものではありません。

教えられることが当たり前になってしまうと子どもたちは考えることをやめて覚えるようになります。その方が楽だからです。生物の進化上 脳はそういう仕組みになっているんです。ですから、楽しちゃダメ！と言っても、別に楽してるわけじゃないと反論されると言い返すことができません。

これまでの日本ではそれでよかったのですが、海外と日本の様々な関係を見ていると このままではいけない！ということで入試をはじめとする教育の在り方が見直されたわけです。今後は考えることが求められます。まずは考える習慣を身につけなければなりません。もちろん間違った方向に進んだ場合は軌道修正が必要ですが、型にはまらない発想を大切にしてやりたいものです。