デジタル教科書で思ったこと

ほとんどの生徒は一度帰宅してから塾に来ますので身軽なのですが、一人だけ下校時に来る生徒がいます。ランドセルもスポーツバッグも教科書、ノート、ワークでパンパンです。いつも汗まみれでやってきます。

昨日、帰宅後にニュースをチェックしていると『「デジタル教科書」はどうなる!?　次期指導要領に合わせて』というヘッドラインに目が留まりました。デジタル教科書になれば何冊もの教科書を持つ必要がなくなりますから、その生徒の持ち物が少しは減るなぁ・・・と思いました。それで思ったことを書きます。記事の内容とは無関係です。

持ち運びやすさと見やすさを考えると10インチ程度のタブレットになると思うのですが、子供たちが持つことを考えると荒っぽい扱いをしても大丈夫なように頑丈なものでなくてはいけません。でもあまり重くなってもいけませんね。バッテリーもすぐに無くなってしまうようでは困るし、設計する人は大変だろうなぁ。

また、アクティブラーニングでの利用を考えるとネットにつながることが必要です。そうなるとゲームやYouTube、SNSばかり見ているということになりかねません。学校で使用する分にはあまり心配ないかもしれませんが、家庭でも使えないといけませんし、登下校の途中で見たくなることもあるでしょうからね。

そして通信回線をどうするのかっていう問題もあります。Wi－Fiだけだと使えない場所が出ますし、電話回線にするとその料金は誰が払うのかとか、少し考えただけでもいろいろと問題点を思いつきます。

３年後には紙の教科書と同様の正式な教科書になるらしいのですが、一般化するには長い時間が必要と思いました。