分数のこと

かなえ塾

070-4390-2732

〒662-0881 兵庫県西宮市上ヶ原七番町1

営業時間 可能な限り対応!

ブログ

分数のこと

塾長ブログ

2017/06/21 分数のこと

小学校の算数で大きなハードルはいくつもありますが、中でも分数は苦手にする人が最も多いことのひとつですね。

 

中学生になると数学で文字式が本格的に出てきます。文字式では割り算を分数の形で表しますから、分数がわかっていないと その段階でお手上げになってしまいます。当然のことながらその後の方程式や関数も何のことかわからないわけです。

 

小学校の算数でも分数の計算がうまく使えるかどうかで伸び方が大きく変わります。特に時間や角度を扱う時には分数の使い方が鍵になります。当然 速さや図形なども含まれますから結構大きな割合を占めます。

 

例えば1時間=60分は誰でも即答できます。じゃあ1分=?時間と質問するとなかなか答えられません。実はこれは高校生でも即答できる生徒は多くはありません。私は大学生を調べたことがありませんが、分数の計算ができない大学生が多いと聞いていますので大学生でも同じかもしれません。脱線しましたが、1を60で割ればいいんだとわかったとしても1÷60=0.01666…で割り切れません。これではその計算を続けても正解は得られません。1分=60分の1時間と考えることができるかどうかが大きなポイントです。他にも角度や割合も分数で考える方が計算がやりやすい問題は多くあります。実際、中学生でも分数をちゃんとやろうか?と声をかけると嬉しそうにする生徒が多くいます。

 

分数を感覚的にとらえられるようになれば問題はないのですが、いきなり分数だ!ということになると子供たちの頭は???状態になってしまいます。小さな頃から保護者の方がちょっと気を付けてあげると分数感覚を養うことができるようになります。例えば、ホールケーキを半分に切ってみよう!からスタートして、じゃ4つに分けてみようというような感じです。ひょっとすると放射状に切らずに縦に4つに切ってしまうかもしれませんが、その時は大きさのこととか別の考える材料ができることになりますので間違っていると言うことはありません。予想外の発想が出てくるのは むしろ喜ばしいことです。次は同じ大きさに切り分ける方法を考えさせればいいだけのことです。ぜひとも日常的に考える習慣をつけてあげてください。

 

少なくとも小学生のうちに分数に違和感なく付き合えるようにしておきたいものです。それがその後の大きな差になって表れます。

 

 

かなえ塾
住所:兵庫県西宮市西田町5-8
電話番号:0798-36-0733

TOP