勉強は作業ではない

生徒が陥る誤解のひとつに勉強と作業をごっちゃにしていることがあります。「勉強って何？」の「書き取りに要注意」で書いたこととよく似ているのですが、ちゃんと考えないで勉強をするのは単なる作業です。今日はよく勉強したなぁ！3時間もやってた！なんて思っていても その大半が作業してただけなら ただ単に時間を浪費しただけです。

例えば、英語でbe動詞の過去形の問題を解いているとしましょう。これは主語がIだからwasだな、これは主語がyouだからwereだな・・・これをひたすらやっているとそのうちに何も考えずに主語を見ただけで答えるようになります。最初の数問は勉強しているのですが、しばらくすると機械的に答えを入れ始め作業になります。そうなってしまうと中に現在形の問題があっても過去形で答えてしまいます。学校や塾なら先生が採点した時、あるいは自分で答え合わせをした時になぜ間違いなのかしばらく気付きません。

苦手な内容ほどたくさんの問題をやらなくてはなりませんが、1問1問きちんと考えてやることが大切です。100問解いたからこれで大丈夫だ！というものではないことを常に意識することが必要なんですよ。